それは、とても。















 15.鮮やかな色

















死ぬ気の炎を灯すとき、十代目の瞳は淡いヘーゼルから琥珀の煌めきへと変化する。




全てを見透かしているかのような眼差しが頭から離れなくなる者も多い。












それが女であろうと子供であろうと、必要と有れば人を殺めることを厭わない。




ファミリー末端の血縁者まで徹底的に潰すことさえある。









その姿を見て、返り血で赤く染まった琥珀のようだと誰かが言った。














いつしか十代目は








『Ambra rossa(赤い琥珀)』





と、







呼ばれるようになった。



































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今、本誌の影響で10年後ネタがアツイです。
ツナはかなりボスらしくなり、獄寺はその右腕に相応しい人物に成長していると思う。

シリアスの時はクールに仕事をこなすけれど、
普段のボンゴレファミリーは和やかだといいな。

ちなみに上記の『Ambra rossa』は、イタリア語で御座います。
通訳ソフト万歳。

2007/03/29